ふたつの桜のお仏壇
桜の幹部分の材を挽くと桜の花と同じような淡いピンクの少し光沢のある板目が現れます。その美しさから桜材は古くから高級材として住宅や家具等に好まれて使われてきました。
桜の材でつくったお仏壇も当店では二機種ご用意しておりますが、春だけに限らず季節を問わずよく売れています。やはり日本人の心に桜は特別なものなんでしょう。
そして、一様に桜材といってもその種類はいくつかに分かれることはご存知でしょうか?
真っ先にイメージするのは本桜や山桜といった「マザクラ」、またアメリカでは花がチェリーブロッサムと呼ばれることからチェリー=サクランボの実をつけるブラックチェリーがあります。そして、これらはどちらもバラ科の植物です。
一方「樺(かば)ザクラ」と呼ばれるのは白樺とかカバノキ科に属する木です。桜によく似たきれいな表情を持つ板目から材木屋さんではサクラと呼ばれているそうです。花をつける種類もあるそうですから大きなくくりで桜かもしれませんね。どちらもきれいな表情をしています。ただマザクラは木目に黒い部分が出る事が多いためかなりいい材を選び抜かないとこのお仏壇のようなきれいな表情にはならないそうです。
さあここで上のふたつの桜のお仏壇をご覧下さい。
どちらの木目がお好みですか?一方はマザクラでもう一方は樺ザクラです。
お店にお越しいただければ正解をお教えします。
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樺ザクラ | 2016.05.14