熊野詣 ②

参道鳥居をくぐり杉木立の中158段の石段を上ると本殿につきます。そうそう神社の参道は端を通るのがルールでした。真ん中は神様が通るのであけておかなければなりません。そして、参道の旗にも書かれているように熊野本宮大社の主祭神は熊野権現です。権現とは仏の化身、その本地仏は「阿弥陀如来」です。神仏習合の思想を取り入れ熊野の地を浄土とし信仰の聖地としたのだそうです。 熊野本宮のシンボルの八咫烏(やたがらす)です。 足が三本のこの烏は、日本統一を果たした神武天皇を大和の橿原まで案内しました。実は太陽の化身で三本足はそれぞれ天・地・人を表しているとかで、太陽の下では神・自然・人は兄弟なんだそうです。 また天武天王の故事より八咫烏は「まり」をもうまく扱うらしく、熊野のシンボルとなったのは「蹴鞠(けまり)」奉納が行われたことが起源ということです。 現代の蹴鞠といえば何といってもサッカーですね。皆さんご存知のように日本サッカー協会のマークにもこの八咫烏が使われています。ということでオリンピック日本代表ユニも奉納されていました。 オリンピックで活躍した後なので、少しテンションが上がりました。
category:  |    |  2012.08.18

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