熊野詣 ①
お盆休みを利用して、かねてから訪れたかった熊野本宮大社へ熊野古道を歩き参拝してきました。
世界遺産に認定されてから一躍脚光を浴びた熊野古道は、平安時代から各上皇や法皇達がこの熊野道を歩き本宮を目指した歴史的にもたいへん興味深い参拝道です。京から淀川を下り大坂から和歌山へ、そして今の田辺市(白浜温泉の手前)から山中に入り延々本宮までといいますからそれは相当な距離ですね。往復約1ケ月とガイドブックに書かれていましたが、それ以上かかるんじゃないかと思います。実は当店の近くにもこの熊野道(通称:小栗街道)がとおっています。また道中で熊野権現を祀った社(九十九王子)のひとつ井口王子も近くにあります。ここは距離で言うとまだ1/3以下でしょう。ちなみに少し前にNHK大河で清盛が平治の乱の際に熊野詣の途中引き返すシーンがありましたがどの辺りから戻ったんでしょうか?
もちろん店から歩くほど休みも取れないので。ひとまず車で本宮近くの川湯温泉まで行き一泊。明朝、宿の車で熊野古道の途中(本宮まで7km地点)発心門王子まで送ってもらい、ここから熊野大社のゴールをめざしました。ゴールに近いという事で、他にも本格的な装備の登山者から子供連れの家族までおもいおもいのスタイルで多くの方が歩かれていました。しっかり歩くとかなりハードな山道ですが、何箇所かで車道に合流している箇所もあるのでちょっと雰囲気を味わうことも可能です。今回歩いた発心門からだと約3時間コースで、私のような何ちゃってハイカーにはちょうどいい距離かもしれません(笑)。但しシューズだけはちゃんとしたハイキングシューズを準備されたほうがいいと思います。スニーカーではソールが薄く石場を歩くのにはかなり苦労しました。
山道を登ったり下ったりしてそろそろバテてきたな思う頃に熊野本宮大社の裏の鳥居をくぐって境内へ入りゴールです。
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熊野古道,
熊野本宮大社 | 2012.08.18