ダライラマが言う慈悲の心
昨日大阪の舞州で行われたダライラマ14世の講演はこころに響く内容でした。
ダライ・ラマのダライとはモンゴル語で「大海」を、そしてラマはチベット語で「上人」を意味します。
そして人々を救うために輪廻を繰り返すダマイラマはチベット仏教において慈悲の菩薩である観音の化身として尊崇されてきました。
この方、テンジンギャツオ僧侶がその14代目となります。
(人生の本当の意味 ) 14thダライラマ
私たちはこの惑星の一時滞在者です。私たちがここにいるのはせいぜい90年か100年に過ぎません。その間私たちは、自分の人生によって、何か善いこと、役に立つことをしようと努めなければなりません。もしもあなたが他の人々の幸福に寄与するならば、あなたは本当のゴールを見つけるでしょう。それが人生の本当の意味なのです。
講演中も氏はしきりに「慈悲の心」を説いておられました。
「相手の苦しみが和らげばいいと思いなさい。」「やさしさと思いやりを高める方法を知りなさい。」「空とは無(何もないということ)ではなく、すべてのものは他の存在に依存して存在しているということです。その空の意味を知る知恵を育みなさい。」「まず自分を愛しなさい。」「人も動物もこの世のすべてのものを母と考え、いとしく思いなさい。前世においては母であったかもしれません。」「心をリラックスさせ休息をとりなさい。」「苦しみから救われたいと思うだけでなく自分で働きかける菩提心を持ちなさい。」
このように、私たちに数々のメッセージを残されました。
次から次と溢れ出す言葉には似つかわない衣とお揃いの赤いサンバイザー(ライトがまぶしいのでという)がとても印象的でした。
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日々の出来事 | tags:
ダライラマ14世 | 2011.10.31