お茶の等級

中国福建省の街を歩くと、あちこちに茶館が見つかります。 s-茶屋 中国茶でもっとも有名なのが烏龍茶、なかでも福建省南部「安渓」で採れる「安渓鉄観音茶」が最も上質といわれます。先日お墓の仕事で出張した際に半日時間があいたので、以前からその違いが気になっていた鉄観音茶をいろいろな店で飲み比べてみました。 中国のお茶屋さんはどこもその独特の茶器で実際に店頭で飲ませてくれます。そこでまずは「一番値段の高い鉄観音をいれて下さい。」と最高級のものから順番にランクを下げることにしました。さぞやすばらしいお味と飲んでみましたが意外や意外、仰々しい器からとりだしたわりにはそれほど私にはおいしく感じませんでした。そして次のランク(1級)に変えてもらい飲んでみると断然こちらの方がおいしかったのです。味覚センスがないのか・・・ちょっと自信がなくなりましたが、店主曰く最高級と呼ばれるものは味よりも香りを重視するようです。つまり日本人は濃い目のお茶に馴れている為、どうしても香りより濃い味を好むようです。なるほどそう言われれば、確かに一杯目は味が薄いわりにすごくいい香りがしました。もちろんもっと安いものは味も香りもぜんぜん落ち私でもわかりました。 まずは最高のものを実際に体感し学習してから好みに合うものを選び出す、ここにモノ選びのヒントがあるかも知れませんね。お仏壇や墓石でも、お客様には予算に関係なくまずグレードの高いものをみていただくことも大事かもしれません。 お察しのとおり烏龍茶の飲みすぎでその日はトイレが近くて大変でした。
category:  |  tags:  |  2010.01.30

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