日蓮像修復
お預かりしていた日蓮上人が仏師さんから帰ってきました。本体や台座はかなりススけてはいましたが木地の大きな損傷もなく彩色仕上げがメインになります。
在家にしては衣の袖や襟の立ちなどなかなか立派なお上人です。手には何か持っている様子、不足していたものは仏師さんにおまかせしてつくってもらいました。
私は法華経の巻物を広げて読んでおられるのかなっと思っていましたが、巻物ではないようです。仏師さんは手の持ち方から巻物でなくこういったものを連想されたのでしょうか。ひっとしてそれは立正安国論かもしれませんね。
明日修復したお仏壇と共にお客様にお返ししますが、綺麗になったそのお姿に感動していただけるものと思います。
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立正安国論 | 2015.10.16