寺院修復(6)

DSCF2108 DSCF2105 後門柱には金箔が押され上部に彩色の巻下げが彩られました。金紙表具が施されると内陣が金襴豪華なお浄土の世界へと生まれ変わります。この前に須弥壇が置かれご本尊をお迎えします。 ようやくお任せいただいた仕事も完成間近となり、ひと安心です。 お寺は多くの方がみ仏に祈りを捧げる特別な場所です。日々の幸せを感謝したり、時には苦しみや悲しみからの救いを求めたり、今後また何百年にわたり人々の心の拠り所となるところです。だからこそ職人はみな誇りをもって仕事が出来、自分の職が生かされることに満足します。 そして寺院修復は日本の大切な伝統技術を後世に伝承していく役割を持ちます。その意味でもコストダウンのやっつけ仕事ではなく本物の職をご依頼いただいた誓安寺様に感謝申し上げます。 DSCF2125 彩色欄間も以前にもました風格と優雅さで本堂を彩ります。 DSCF2121 前机も修復を終えすっかり生まれ変わりました。
category:日々の出来事,未分類  |  tags:  |  2013.11.05

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