寺院修復(2)
後門とはご本尊様が置かれる須彌壇と呼ばれる台の真うしろ部分の壁面です。
こちらがご本尊と仏具をすべて移動させた内陣(ご本尊をお祀りする部屋)の正面の様子です。
ご覧いただけるでしょうか。正面に太い金柱が門のように二本立ち上部を虹梁(こうりょう)で結んでいます。この柱が後門柱(ごうもんばしら)と呼ばれ通常、柱と柱の間にも金紙が貼られます。数ヶ月後にこの部分が新しく生まれ変わります。
この仕事には、漆を塗って箔押しを担当する塗師、金紙を貼る表具師、巻下げ蒔絵をつくる蒔絵師と三つの伝統技術を持つ職人さんが関わります。
category:
日々の出来事 | tags:
寺修復 | 2013.09.27