ほとけのかたち [和泉市内の仏像・仏画展]

和泉市いずみの国歴史館において市内の仏像や仏画を集めた特別展が開催されいます。 休日を利用して見学してきました。 和泉市は和泉国の国府が置かれたことから周辺よりも古くから仏教文化の影響を受けた地域です。飛鳥時代から次々にお寺が建立されてきましたが、その中でも古代から中世を通じて仏教の繁栄に寄与したのが施福寺と松尾寺の二大山岳寺院でした。残念なことに織田信長に破却を受け一時は大半の堂塔伽藍や寺宝を失いました。しかしその後の復興で今でも市内の仏教美術の双璧とされています。市内における最古の仏像は観福寺の弥勒菩薩像(奈良時代)でもとは春木町の春日神社の別当(宗福寺)から移されたそうです。万町や納花に伝わる中世の仏画や池上町に残る涅槃図などその他の寺院においても住職や檀家の努力で法灯を絶やすことなく貴重な遺品が残されています。(記念パンフ参照) 最近京都や奈良のお寺を歩くと「仏女(ぶつじょ)」と呼ばれる仏像ファンの若い女性の姿を多く見かけます。お寺やお祀りの仏様も宗教を離れ、歴史や美術の視線からみるとまた違った楽しみ方があります。もっとくだけて好みのお顔立ちやスタイルなどもで見比べても面白いかもしれません。ぜひいちどそれらの仏教美術に触れて自分の住む町の仏教文化への理解を深めて下さい。 私は、どうも仕事柄でしょうか痛んだ仏像や仏画をみると修復したくなりますが。 開催日 5/19~7/16 (5/19-6/17 6/19-7/19 展示内容が変わります) 場 所 和泉市いずみの国歴史館 (まなび野 桃山学院大学奥)0725-53-0802
category:イベント,日々の出来事  |  tags:,   |  2012.06.15

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