祈りプロジェクト 報告3

津波に流され被災地にはほとんど地蔵さんが残っていないかと少し不安のうちに被災地に向かいましたが、意外に多くのお地蔵さんを見つけることが出来ました。これらはすべて震災前からのものではなく誰かが瓦礫の中から拾ってお祀りしたものです。そして、もと住まわれていた地域の方々がおまいりし亡くなった家族の成仏を祈っているものとおもわれます。 今回の被災地東北では仏教の必要性をすごく痛感しました。途中、家の痕跡が残る基礎に花が置かれてある光景も多く見ました。多くの尊い命が一瞬で奪われ、これらのお地蔵さんたちが深い悲しみにくれる家族の救いになっているのかもしれません。 また後日、地域の方がおまいりになられた時に目新しい前掛けに書かれたみなさんのメッセージを読まれると思います。そして、それが少しでも勇気づけになれることを願ってやみません。今回ご参加いただいた全国の皆さまに深くお礼申し上げます。
category:イベント,  |  tags:  |  2011.10.01

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