樹脂製造工場を見てきました。
お仏具の中にも、霊具膳・お布施盆・焼香用香炉等々たくさんの樹脂製品があります。
その樹脂製仏具の製造工程を見学するのに石川県加賀市にある当業界最大手の(株)サンメニー様にお邪魔してきました。
あらためて身の回りをみても仏具に限らずほとんどのモノが樹脂でできていますね。
工場では、その日もいろんなモノが作られていました。
まずは金型を制作。
コンピューターで作った製品図面から金型を作ります。
(写真はその金型のストック・・有名宅食会社「〇タミ」さんのもありました。)
金型をひとつ作るコストは数百万らしく、製品にその金型代がのせられるので大量発注しないと単価が高くなります。
最近では製品見本を作るのに3Dプリンターも活用するそうです。
型に原料をいれて熱を加えてプレス成形していきます。
最後はバリと呼ばれる余計な部分をヤスリ等できれいにする作業です。こちらはもちろん人の手で丁寧に仕上げられていました。
面粉やシルク印刷も人の手です。
(並べられた完成品)
樹脂、俗に言うプラスチック製品は昔からどうも安物イメージが強くあります。しかしながら現在は技術が進歩し、強度があるモノや熱に強いモノなど役割に応じて様々な製品が生まれています。幼児用の小さなスプーンから新幹線のパーツ、水道栓の鉄のように堅いフタまで同じ工場の中で見ることが出来ました。
モノづくりに触れることが出来た楽しい一日でした。
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樹脂仏具,
樹脂工場 | 2014.06.06