仏像修復
かわいそうなお顔がなんとかきれいになりました。
祖先から受け継がれてきたおりっぱなお仏像(阿弥陀如来)。痛みがひどく、お客様より修復を依頼されていました。昔先代が一度修復されたらしいのですが、おそらくそれはまともな仏師の手ではなく、お顔はまるで人形に色を塗るように金色エナメルで塗り固められていました。これを元に戻すのは至難の業です。
「なんとかやってみましょう」とお預けした仏師のもとから本日帰ってきました。せっかくの眼入り(本物のようにガラスの目を埋め込む技法)なのに十分眼を開けれなかったことは残念ですが、もとの状態から考えればまずまずの出来栄えでした。
カテゴリー:日々の出来事 | trackback(0) | タグ:仏像修復 | 2010 年 4 月 6 日 2:39 PM