龍の背に乗り、しあわせの国へ ⑤


標高3,100mの崖にへばりつくようにあるのがブータン最高の聖地「タクツァン僧院」です。8世紀チベット仏教の創始者グル・リンポチェが虎に乗ってここに降り立ち洞窟の中で瞑想したとされる場所です。ブータンに来てここははずすわけにはいけません。2580mの登山口から標高差500m、空気の薄い中息絶え絶えで登りました。寺院の中はカメラや携帯も預けなくてはならず一切撮影させてもらえませんでしたが、それはそれは特別なありがたーい空気が漂い思わずいっぱい願い事をしてきました。

町ではそれほど多くのお坊さんをみることはありませんでしたが、お坊さんを目指す子供もたくさんいます。彼らは6歳になれば地方からお金も持たず手荷物ひとつで出てくるそうです。敬虔な仏教徒というよりひとつの口減らしなのかも知れません。それでも一生懸命頭を上下に振りながらお経を覚える純粋な姿に感動しました。

棚に積まれた箱ひとつが彼ら一人一人の生活道具で、教室で寝泊りしています。

この旅でも少しの寄付をしてきました。プナカという村にあるチミラカンというお寺です。最近お寺の屋根が強風で飛ばされ困っているそうでその修復の足しにしてもらえるそうです。ここは子宝で有名なお寺で多くのカップルが参りにきますが残念ながら私にはそのご利益は必要ないです。
ここにも修行中の子供達がたくさんいました。


ブータンの民族衣装はゴといって日本の着物のようなものです。ほとんどの人は日常もこれを着ています。(女性はキラ。少し韓国のチョゴリに似ています。)みんなカッコいいので一日着させてもらいました。長い裾を帯でたぐり上げます。生地も厚めでかなりずっしりしますが意外に着心地はよかったです。
まさしく「郷(ゴ)に入れば郷(ゴ)に従え」ですね。

たくさんのしあわせに触れたブータンでしたが、モノで溢れる以前の日本もこんな感じではなかったかなあと思いながら帰国しました。

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