会津伝統工芸 蒔絵

会津の伝統工芸士、小林 昇氏にお願いしていた平蒔絵が描きあがってきました。 特別注文の金仏壇の座に置く蒔絵板を依頼していました。施主様のご要望で一枚は「富士とおしどり」をそしてもう一枚は「満開の桜の下で遊ぶ童(兄弟)」の構図です。この絵は施主様がお亡くなりになられたお母様を偲んでご希望されました。 平蒔絵、高蒔絵、研ぎ出し蒔絵等々蒔絵の描き方にも様々な手法があります。また全国各地にたくさんの蒔絵工芸士さんがおられます。震災の起こったこの年ですから出来れば福島県の会津の方にお願い出来ればと思い依頼しました。 施主様もご共感いただき「ぜひ、お願いして下さい。」とふたつ返事をいただきました。 仕上がりは写真のようにすばらしく、これなら施主様もご納得いただけると思います。 お仏壇やお仏具造り、その職には造り手の心が入ります。この蒔絵のようにお客様と職人さんの心のつながりをお手伝いすることも私どもの大切な役割だと思います。
category:日々の出来事  |  tags:  |  2012.01.31

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