龍の背に乗り、しあわせの国へ ④

  観光といえばゾンやお寺の見学、各地で行われる祭り(ツェチュ)、またヒマラヤの山々・・・でも何といってもなんにもないのどかな景色が一番です。澄んだ空気と稲刈りを終えた田んぼ、清流には魚が泳ぎます。 ブータンでは殺生してはいけません。だから魚釣りをしている人を見る事はありませんでした。蚊がとまっても殺さず払うだけというから生き物にとってここは天国でしょう。じゃあ料理に牛や鶏肉は?みんなインド人が殺したものを輸入します。これは少しずるい感じはしますが、鶏は卵を生ます為に牛は乳をしぼる為だけに飼っています。日本では捕まえて駆除される野良犬もブータンでは悠々と路上で暮らしています。というより町中にいっぱいいます。政府は駆除しない代わりにすべて野良犬に狂犬病のワクチンを注射したそうです。日本でダライラマの講演を聞きに行った際に彼はこんな話をしてくれました。「私達は生まれ変わり(輪廻転生)をくりかえします。私達が現世で生き物を殺したり、食べる場合、それらは前世で自分の愛する人や世話になった人であるかもしれないのですよ。そう考えると、むやみに他の生き物を殺したり食べたりできないでしょう」 このように仏教思想が政治から一般生活の基礎とっています。仏教を国教としてる国は唯一ここブータンだけです。 山肌に白い旗が何本も立っているのをよく見ました。これは人が亡くなったらその年の数だけ旗を立てるそうです。葬儀後火葬されて川に流されます。そのうち骨を108の小さな舎利に入れてお寺の近くに置かれます。日本の納骨と違いほんとに無造作に壁の穴とかにに並べたりしています。
category:  |  tags:  |  2012.10.29

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